OUT OF MY SKULL

大阪でひっそりと活動する修理屋

RD350 エンジン 6 腰上組み立て

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この状態からは早いですよ。
本当ならこの状態で車載したいんですけど送り返すので漢のハケ塗りクラッチカバーをセット。

シリンダー内壁、ピストンにオイル塗って挿入。
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因みにこいつも塗っちゃってます。
フィンのとこだけ磨いて純正仕様です。
ちょっと艶がキツイですが一回動かせばいい感じになりますよ。
ちょっと臭いけど。

この写真、オイル刺すためにウエス突っ込んでませんけど必ずフタしときましょう。
ピンが一次圧縮室に落ちたりしたら泣きながらやり直しです。
こいつはいい反復練習だ!スキルも上がる!
とか言ってバラすのが平気な人意外はちゃんとしときましょう。
僕は絶対に嫌なんでウエスでフタします。

ツーストって上死点がーとかカムチェーンがーとか考えなくていいから楽チン。
今年、エンジンをオーバーホールしてみたい人にオススメの空冷ツーストです。

ピストンクリップの位置はちゃんとしようね。
写真ないけどピンの切れ目はピストンの切れ目の反対側ね。
先にピストンの奥の方だけピストンクリップ入れとくと楽チンですよ。
でぬるりと挿入したら
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クランクを回します。
芯出しってやつですね。
んでシリンダーヘッドも一気に締めずに何回かに分けて均等に締め付けます。
ちょっと締めて、クランク回す。ちょっと締めてクランクまわす。を繰り返します。
締め付けトルクは1.9kgm〜2.1kgmです。
銅ガスケットは焼きなましすりゃ使えるらしいけど純正かどうかわからないんで今回は新品をチョイス。
あとはオイルポンプ、フィールドコイル、リードバルブつけて終了です。

完成写真が無いのが俺らしいな。
気が向いたら撮りますか。